こんにちは、こんばんは、相変わらずリアルトレードより過去検証ばかりしているピッピです(((^-^)))
今回はリアルトレード時に世界で最も使われているソフトウェアであるMetaTraderと、過去検証(シュミレーション)で最も有名な検証ソフトウェアのForexTester(フォレックステスター)の違いについて記事にしました。
なぜこのような記事を書こうと思ったかというと、リアルトレードから始めた人も、シュミレーションから始めた人も感じたと思いますが、ソフトが変わることで使用感や操作性が違うためイマイチ自分のトレードの本領が発揮できなかったり、新しい環境に慣れるために少なからず学習コストが必要だったりします。
ですが先にそれぞれの違いを知っておくだけで、学習コストが下がったりモチベーションの低下を防ぐことができると思ったからです。
例えば私の場合はいきなりリアルトレードから始めたのでMetaTrader(その時はMT4)がトレーディング環境として馴染んでたのですが、その後負け続けたことで過去検証の必要性に気づき利用したのがThinkTraderという無料の検証ソフトでした。
はじめはモチベーションも高く過去検証に励もうとしたのですが、ThinkTraderは無料ということもあり細かい機能面の足りなさやMetaTraderとの色々な違いがあったことで検証する気がどんどん薄れてしまったのです。
因みにThinkTraderについても別記事にまとめていますので、よければ読んでみてください。
このようにせっかく勝てるトレーダーになるための過去検証なのに、過去検証するためのソフトウェアが理由で挫折したら意味がないですよね。
そこで今回の記事を読んでもらうことで、MetaTraderからForexTesterを使っても、ForexTesterからMetaTraderを使ったとしても先に知見があることで過去検証のモチベーションも落とさず、リアルトレードでも本領発揮できるようになれるのではないかと思った次第になります。
ここまでが少し長くなってしまいましたがぜひ参考に本題も読んでみてください!
記事の目次
使い方的なMetaTraderとフォレックステスターの違い
そもそもMetaTraderとForexTesterはどちらも外国為替市場(Forex)の取引に使用するソフトウェアですが、それぞれの“目的と機能に違いがあります”。
MetaTrader (MT4/MT5)
MetaTraderは、“外国為替市場でリアルタイムの取引を行うためのプラットフォーム”で、MetaTrader 4 (MT4)とMetaTrader 5 (MT5)の2つのバージョンがあります。
このプラットフォームではリアルタイムでチャートを表示し、取引を実行し、ポジションを管理できます。
主な特徴は以下の通りです。
- リアルタイムでの取引とチャート分析
- インディケーターやカスタムインディケーターの使用
- Expert Advisor (EA)と呼ばれる自動取引システムの構築と実行
- スクリプトやプラグインを用いたカスタマイズが可能
- 簡易バックテスト機能(過去のデータを用いた取引戦略のテスト)
ForexTester
Forex Testerは主に“外国為替取引のシミュレーションと戦略のバックテストに特化した”ソフトウェアです。
過去のデータを用いて取引を練習し、戦略の有効性をテストすることができます。
主な特徴は以下の通りです。
- 過去のデータを用いた取引のシミュレーション
- 取引戦略のバックテストと最適化
- 複数の時間枠での分析
- インディケーターのインポートやカスタマイズが可能
- 取引練習や戦略検証に焦点を当てた機能
まとめると、MetaTraderはリアルタイムでの外国為替取引と分析に適したプラットフォームですが、ForexTesterは取引の練習と戦略のバックテストに特化しており、過去のデータを用いてトレードのスキルを向上させることができます。
どちらのソフトウェアもそれぞれの目的に応じて利用されます。
フォレックステスターとMetaTraderの見た目や操作性の違い
今回はMT4とMT5でも、シンプルで使いやすく多くのブローカーと互換性のあるMT4と比べたいと思います。
また、元々同じであったり設定変更すればほぼ同じ見た目にできる箇所についてはスルーしようと思います。
例えばチャートに関しては設定次第で足の形状や色まで同じにすることができたりします。
ここでは仕様上どうしても同じにできない上に、分析や検証時に結構な頻度で使うであろうツールなどについて紹介したいと思います。
口座履歴やポジション情報を表示させるターミナル
左がMT4の画面で、右がForexTesterになります。
見てもらうと分かりますが、画面下部にあるターミナルの表示が違っており、MT4の場合はタブ形式で取引(オープンポジション)や口座履歴などが表示されますが、ForexTesterだと同じ画面下部に含めることができますが、段階的な表示になるため場所を取ってしまいます。
これは案外不便で、検証中などチャートの高さが狭くなってしまうためライン引きや分析に影響します。
一応解決策としては、MT4でもForexTesterでも各パネルをチャート外に個別で出しておくことができるので、使ってみて不便だと感じた場合はこのように使用することをおすすめします。
こうやって各パネルを個別表示させると、例えばデュアルディスプレイの方は別画面に移動もさせれますし、一つのディスプレイ内でもチャートと分けておけるので便利です。
MT4の並行チャネルがフォレックステスターにはない
正直この記事を書こうと思ったきっかけになったほど不便な違いです( p′︵‵。)
分析時にはラインツールの中でも上位で利用頻度の高い並行チャネルと全く同じものがないため、少し慣れる必要があります。
ここで慣れると書いた理由が、ではForexTesterでは平行チャネルでの分析ができないのかと言われると、そうではないからです。
ForexTesterには“平行チャネルにもなるフィボナッチチャネル”というラインツールがあるからです。
次の画像で見てもらうと分かると思います。
左がMT4で右がForexTesterですが、MT4の並行チャネルは赤丸で表した3点を起点にトレンドラインが2本並行に引かれます。
それに対してForexTesterのフィボナッチチャネルは、3点を起点に2本の並行トレンドラインに5本のフィボナッチ数列のラインが引かれます。
解決策としては、先程書いたように“フィボチャネルでも並行トレンドラインが引かれないわけではない”ので慣れるか、“MT4側にはフィボナッチチャネルがある”ため普段からフィボナッチチャネルを使うようにするかになると思います。
私の分析は平行チャネルで行ってきたので、フィボナッチチャネルのように分析実績のないラインが増えると変なバイアスがかかって通常の分析ができなくなるのが理由です。
フォレックステスターとMetaTraderの違いについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
記事を書いてる私が言うのも変ですが、
『えっ!?これだけ???』
と思ったんではないでしょうか(;゚д゚)
そうなんです、FXトレーダーで最も多くの人が使っている定番トレーディングソフト(MetaTrader)とこれだけしか使用感や見た目に違いがないのがForexTesterなんです。
FXで長く安定して勝ち続けるには手法の確立が不可欠で、その手法の確立には過去検証で培った明確なルールや経験が必要です。
にも関わらず多くのトレーダーが過去検証をおろそかにしてしまう理由のひとつに、“検証ソフトの見た目や使用感がリアルトレードで使っているMetaTraderと違うから真剣に取り組めない”というのがあります。
しかしForexTesterは違います。
機能の多さや便利さもさることながら、“普段使っているMetaTraderとほとんど同じ感覚のまましっかりと手法の検証ができます”。
ForexTesterは有料版だけでなく無料の「トライアル版」もあるので、まずはお試しで操作してみたい人はトライアル版をダウンロードしてみるのもいいと思います。
ダウンロードした後の、インストールから基本的な使い方、月額料金を無料にする方法まで別記事にまとめていますので、よければ参考にしてみてください。