どうも、最近自動車教習所に通い始めたピッピですo(^-^)o
今日は久しぶりに大衆心理がものすごい分かりやすい値動きに遭遇したので紹介したいと思います。
最近はもっぱらウォルフ波動を使った手法でトレードをしていたのですが、久しぶりにEURGBP(ユーロポンド)で大衆心理を考慮した値動きでトレードしました。
ウォルフ波動手法は勝率もリスクリワード(RR)もいいので参考に見てみたい方は別記事をどうぞ。
そして今回トレードに使用した大衆心理の分かる値動きでの手法まとめは次になります。
それではいきましょー
記事の目次
FX(外国為替取引)における大衆心理とは
大衆心理を考慮した手法については先程紹介した記事で詳しく説明していますが、ここでは簡単に“FXにおける大衆心理”について説明したいと思います。
FXにおける大衆心理とは、“市場参加者の感情や行動の傾向が為替相場に影響を与える現象”を指します。
これは多くのトレーダーが同様の考えや反応を示すことで、相場の動きに一定のパターンが生まれることが原因です。
大衆心理は、相場の上昇や下落において過度な反応や先行き不透明感によるパニック売買を引き起こすことがあり、例えば、多くのトレーダーが買いに走ることで一時的に相場が上昇し、その後売りに転じることで、逆に相場が下落することがあります。
FXトレーダーは大衆心理を理解することでトレードでの成功率を向上させることができます。
ただし外国為替市場はその時の地合いなどによって常に変化しますし、大衆心理も同様です。
くれぐれも大衆心理だけに頼らず、他の要因も考慮に入れてトレードを行うことが重要です。
大衆心理の分かりやすい値動きを分析
それではまずは私の分析、環境認識の説明のない状態のチャート画像を見てもらおうと思います。
移動平均線とRSI、水平ラインを1本だけ引いていますが、私がこの値動きからどう大衆心理を考慮したか分かるでしょうか?
大衆心理なので自分独自の見方というよりは、“多くの人がパッと見で目につく高値/安値がポイント”になります。
そして、“その高値と安値がなぜその価格で止まったのか”を考察していき、各高値/安値に重要度をつけます。
それでは私の考察を交えたチャートが次になります。
大衆心理を考慮した値動きの考察
基本的な説明はチャート画像に記載しました。
まず赤丸2まで上昇トレンドが継続していましたが、青丸1を起点にした下落で赤丸2の安値を下抜けしたことで一旦上昇トレンドの目線が崩れました。
ですが、この時点では“あくまで上昇トレンドの目線が崩れただけ”なので、この後再度上昇トレンドが継続するのか下降トレンドを形成するのかはまだ分かりません。
結果は、青丸2の戻り高値をつけた後に安値も更新したことで下降トレンド目線が確定、一応インジゲーターの200SMA(黒)、100SMA(赤)、20EMA(青)の3本も下向きのパーフェクトオーダーの形になりました。
下降トレンドを形成しましたが、その後緑丸1の安値を緑丸3の安値で更新できずに、緑丸5で青丸2の戻り高値を上抜けしたことで今度は“下降トレンドの目線が崩れた”状態になりました。
パッと見だと緑丸1、2、3、4で安値切り上げ、高値更新しているため上昇トレンドっぽくは見えますが、正しいダウ理論的目線では、下降トレンドが確定した緑丸1の下落の起点の戻り高値は青丸2になるので、青丸2の高値を上抜けするまでは目線は下降トレンドになります。
もし緑丸3の安値が緑丸1の安値を更新していれば、戻り高値は緑丸2になるので、緑丸4の高値をつけた時点で下降トレンドの目線が崩れたことになっていました。
注目するのはトレンドを終わらせた高値?トレンドを確定させた高値?
この時点で下降トレンドを確定させた下落の起点高値(青丸2)は、しっかり意識されて反発こそしていますが、結果的に上抜けされています。
ではこのまま青丸1の高値も超えられるのでしょうか?
値動きから見る私の考察は以下になります。
上昇トレンドを崩した下落(青丸1)と、下降トレンドを確定させた下落(青丸2)を比べると、一見下落の勢いがある青丸2の高値の方が抵抗帯になりやすそうに見えますが、私は上昇トレンドを崩した青丸1の高値の方が強い抵抗帯になりそうと判断しました。
その理由は、青丸1の時点ではまだ上昇トレンドだったこともあり、“上昇トレンドを継続させたい買い勢と売り勢の攻防”が見えます。
これに比べ青丸2からの下落は勢いこそありますが、これは“売り勢に勢いがあったわけではなく、買い勢の損切りありきの下落”だと判断できます。
つまり、買い勢力との攻防に勝った売り勢力のいる高値圏(青丸1)に比べ、青丸2の高値圏には新規の売り勢力の参入が値動きからあまり見られないため、強い抵抗帯なりそうな高値は上昇トレンドを崩した青丸1になるという考察です。
上位足の環境認識
では上位足になる4時間足も環境認識しておきます。
4時間足で私が見るダウ的高値/安値はチャート画像の通りになります。
まず高値①を高値②が更新したため、移動平均線の傾きだけでなくダウ的目線でも上昇トレンドを形成しました。
その後、上昇トレンドを確定させた上昇の起点の安値①と高値②の値幅間で下降トレンドっぽい値動きをしていますが、上昇トレンドの押し安値の安値①を下回れず再度高値③まで上昇、ですがそこから一気に安値②まで下落したことで、上昇トレンドの起点となった安値①を下回ったため、この時点で上昇トレンドの目線が崩れた状態にあります。
まとめると、ダウ的目線は上昇、下降のどちらでもないが、直近の下落の勢い、安値更新の値動きから、大衆心理的には下降気味だと判断しました。
上昇トレンドを終わらせた高値圏からショートエントリー
それではここまでの環境認識、値動きの考察を含めエントリー根拠をまとめてみます。
- 4時間足では直近の安値を更新しているため、戻り高値を待ってからの再下落を待っているトレーダーが多いと判断できる。
- 1時間足で下降トレンドの目線は崩れてはいるが、大衆心理的に重要となりそうな高値では案の定反発の兆候が確認できる。
- 一応、1時間足ではRSIでダイバージェンスが確認できる。
以上がEURGBPがここから再度下落していくと判断した根拠になります。
エントリーは下位足の5分足で値動きを見て行う
私はこの手法の場合、“トレード根拠が明確な価格であり、かつ移動平均線などと違い変わることがない”ため、ある程度引き付けたらなるべく早めにエントリーします。
今回も5分足で前回高値を更新せずに20EMAを下回ったくらいでショートエントリーしました。
エントリー状況 | |
日付 | 2023年3月23日 7時過ぎ |
エントリー価格 | 0.88528 |
損切り価格 | 0.88707(約18pips) |
利確価格 | 0.87325(約120pips) |
リスクリワード(RR) | 1:6.721 |
損切りや利確目標、リスクリワードの詳細は上の表にまとめました。
損切り価格はトレード根拠の高値の少し上に、もう一つ勢いよく下落したローソク足が確認できたので、その価格に設定しました。
これらの設定が分かるエントリー時の1時間足のチャート画像は次になります。
売り勢、買い勢の攻防がこれほど長い戦いになるとは!?
エントリーをしてしまえば、後は見守るだけがトレーダーの仕事ですd(^^*)
それではエントリーから一夜明けた3月24日10時のチャートが次になります。
エントリー後少し逆行はしましたが、しっかりトレード根拠の高値で抑えられ下落してきました。
もっとボラのある通貨ペアなら微妙な値動きですが、EURGBPは普段からそこまでボラのある通貨ペアではないので+35pipsでも上々の滑り出しではないでしょうか。
またここも分かりやすい値動きで、前回勢いよく上昇したローソク足の起点での反発になるので、恐らく“私と同じくらいでエントリーした売り勢のちょっとした利確決済”じゃないかと判断できます。
それではこの勢いのまま下落してくれることを祈りましょう(-人-〃)祈
どう見ても多くの買い勢がいると分かる下ヒゲピンバーの連続
まさかのエントリーから5日経っても決着がつかない相場になってますが、ここでも値動きから大衆心理が分かりやすかったので簡単に説明したいと思います。
ここまでエントリーから思惑通りにいい感じで下落して来てたのですが、やはりと言うか、恐らく利確目標までの値動きで最後の砦となる価格帯に来たんじゃないかと思います。
その理由はチャート画像を見てもらうと分かりますが、赤丸で囲った下ヒゲピンバーが連続している箇所になります。
これだけ“下ヒゲピンバーが連続していると大衆心理的にも多くの買い勢が参入した”ことが分かります。
それにダウ理論的目線で見ても、“下降トレンドの目線を崩す上昇の起点になった押し安値”になるので、どう考えても重要な価格帯だと言えます。
この時点で利益は71pipsは出ていたので決済してもよかったのですが、下落の勢いも悪くなかったので損切りだけを建値少し下に移動させて様子見しました。
その後の相場が次になります。
損切りを更に+28pipsくらいの価格に移動させたのですが、結局軽くレンジ相場になった後に損切り価格まで上昇されました。°(°´ω`°)°。
大衆心理はテクニカル分析の基本が分かってれば誰でも分かる
いかがでしたでしょうか?
トレードで言えば結局3月23日から3月30日と7日も保有したにも関わらず損切り価格をズラしたことで妥協決済にはなりましたが、それでも勝ちで終えることができました( ˊᵕˋ ; )
今回値動きから大衆心理を考慮してトレードする手法を改めてリアルトレードで実践し説明してみましたが、この記事に興味を持ってくれた方なら誰でも分かるレベルのテクニカル分析の基本じゃなかったでしょうか?
テクニカル分析の基本であるダウ理論の高値/安値更新でのトレンド判断、後はトレンドの目線を崩した起点かトレンドを確定させた起点かに注目し、エントリーは下位足の値動きから行っただけです。
今回私はもっと下落が伸びるかと思い妥協決済になりましたが、結局反発した下ヒゲピンバーの連続地点を利確目標にしてても+71pipsとリスクリワード的にも十分なトレードができていたと思います。
この反発自体も、下ヒゲピンバーの連続に加え、下降トレンドの目線を崩した上昇の起点とダウ理論の基本さえ知っていれば予測できた内容です。
世の中には色々難しく分析しトレードする人もいますが、実際はこのくらい基本的な知識だけでも勝てるのがFXトレードでもあります。
もしまだFXトレードで利益をあげられていない方や、新しいトレード手法を探している方などは、今回の値動きから大衆心理を考慮したテクニカル分析を参考にしてもらえればと思います。
EURGBPに再エントリーして目標利確できました
実は妥協決済した後も監視は続けていたのですが、今度は移動平均線(20EMA、100SMA、200SMA)3本が下向きになったパーフェクトオーダーのタイミングで、再度ショートエントリーをしました。
チャート画像はエントリーから少し時間が経った4時間足のものになりますが、この後目標価格付近で利確することができました。
一度目のエントリーの損切り価格をズラしてなければそのまま目標価格まで到達できていたことにはなりますが、それは結果論なので気にしないようにします((( ´•౪•` )
私がこのように安定したトレード戦略、手法を構築できたのも地道な過去検証のおかげです。
そんな過去検証に便利なソフトで有名なForexTesterのお得な購入方法や使い方についても別の記事にまとめていますので参考にしてみてください。