チャートをラインやインジケーターだらけにしない方がいい本当の理由

チャートをラインやインジケーターだらけにしない方がいい本当の理由

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こんにちは、こんばんは、最近ファンダメンタルも全部テクニカル分析の上になりたってるんじゃないかと思い始めているピッピです。

テクニカル分析はFXトレーダーにとって重要な作業ですが、過剰な情報表示はトレードにマイナスでしかありません。

そんな絶対に必要だけど使い方を間違えると逆効果になってしまうラインやインジケーターに関することを記事にしたいと思います。

かなり参考になると思いますのでぜひ最後まで読んでみてくださいo(^-^)o

よくあるラインやインジケーターを出しすぎない方がいい理由

それは“情報過多になる”ことです。

今のご時世SNSや書籍などあらゆる方法でラインの引き方やインジケーターが紹介されているので、ついつい自分も取り入れてみたくなります。

その好奇心はいいのですが、実際はトレード中に自分がどの情報に注目すべきかがわかりにくくなります。

トレーダーは重要な情報を見落としたり、複数のインジケーターが相反したりすると判断に迷いが生じ、本当に大事なチャンスを逃してしまう可能性が高まるというものです。

簡単な一例が次になります。

チャートにいくつもラインやインジケーターを表示させた参考画像

これは4時間足と1時間足の上昇、下降のトレンドラインを引き、後は分かりやすい高値、安値に水平ラインを引いています。

インジケーターは有名なEMA、RSI、MACD、ボリジャーバンド、後はデフォルトでチャート上に表示されるボリュームをチャート外に出しただけです。

他にも有名なインジケーターでは一目均衡表やZigzagなどもあるので、それらを表示させている人もいるでしょう。

いかがでしょう?

もう何のどこに優位性があって、どうなればトレードできるのかさっぱり分からなくなりませんか?

チャートをシンプルにするべき本当の理由は情報過多ではなくポジポジ病になること

さきほど説明した“情報過多になる”というのは一般的に言われている理由で、実際は“ポジポジ病になってしまうのがチャートをシンプルにしておくべき本当の理由”になります。

トレードの勉強をしていたり情報収集していると「ポジポジ病はダメ」、「ポジポジ病はよくない」などと聞くことがあると思いますが、なぜポジポジしたらダメか分かりますか?

中には同じくらいの頻度でポジションを持っても勝ってるトレーダーもいるはずです。

それはもう一つやってはダメと聞いたことがあるはずの“コツコツドカン”に繋がるからです。

コツコツドカンとは?
コツコツドカンとは、複数回の利益の合計額より一度の損切り額の方が大きいことを指します。
いくら利益を積み重ねても、一度の損切り額の方が大きいため、結果的に資金を失くしてしまう行為です。

もちろん好きでコツコツドカンというようなトレードをする人はいないと思いますが、ここからが大事で、“本人の意思とは別にやってしまう行為だから”コツコツドカンがダメとみんなが言うのです。

そもそもコツコツドカンをなぜしてしまうかというと、“自分で検証して利益が出せると分かっている手法以外のタイミングでポジションを持ってしまう”のが原因です。

自分の中で裏付けがない手法でトレードしてしまっているため、エントリー後すぐに不安になってしまい、利益が出るとすぐに決済してしまいます。

それとは逆に、損切りの方向に値動きしてくると『もう少しで戻ってくる』とか『一旦は戻すはず』などと自分に言い訳し、気づいた時にはそれまでの利益以上の損失額で決済することになったり、ひどい場合は最後まで祈りに続け、結局ロストカットされてしまうという感じです。

つまり、常にポジションを持ってないと損した気になってしまうポジポジ病は、エントリー根拠が弱いことから結局コツコツドカンのようなトレードになりがちということです。

チャートにいくつもラインやインジケーターを表示させていると常にチャンスだと勘違いしてしまう

さきほどの例と同じチャート画像をもう一度見てみましょう。

チャートにいくつもラインやインジケーターを表示させた参考画像

これは私が適当に気になる箇所にラインを引き、有名所のインジケーターを表示させただけなのですが、これだけ見ても下位足の並行トレンドラインに下限にタッチして反発した感があるのでロングエントリーできそうに見ます。

また138.722に引いた水平ラインがサポートの役目をしてるようにも見えるので、これでもロングエントリーできそうです。

ですが1時間足では下降トレンドなのでこの時の下位足の上昇は下降トレンドの押し目とも判断でき、さらに下降並行ラインの中間ラインにタッチしたところなのでショートエントリーもできそうです。

ボリジャーバンドも収縮してきているのでもうすぐ再度大きく動きそうとも判断できます。

他にもインジケーターやオシレーターにサインが出てると判断する人もいるでしょう。

いかがでしょうか?

このようにラインやインジケーターを表示すればするだけ常にチャンス相場と勘違いできるのです。

相場がずっと動いている中、人それぞれのトレード手法があるわけなので、それら多くを参考にすれば当然なんでもかんでもチャンス相場に見えて当然なのです。

ただしそれは“決して自分に取ってのチャンス相場ではなく、手法を確立させてる人に取ってである”ことを理解しましょう。

チャートはラインやインジケーターだらけにせずシンプルが一番

私も過去には何本もラインを引いたり、色んなインジケーターを使ったりしたこともあります。

負け続けてた時など、何本の引いたラインやいくつものインジケーターすべてのチャンスが重なったタイミングが一番なんじゃないかなどと考えたこともあります。

ですがやはりそうではありませんでした߹ㅁ߹)

これは『トレード手法は一つにしろ』とか『ラインだけでトレードしろ』などと言いたいわけではありません。

手法は当サイトで全部記事にしていますが、私も複数の手法を使い分けてもいます。

つまり相場分析する上で、“自分で検証済みのトレード手法のためだけに必要なライン、インジケーターだけを表示する”のが正しいのです。

そうすることでラインの一本一本、それぞれのインジケーターのサイン全てが優位性となり勝てるトレードに活かせるというものです。

ラインやインジケーターの出しすぎはFXトレーダーあるあるでもあるので、初心者さんや最近負け続けて自分のトレード手法に迷ってる方などの参考になれば思います。

当サイトでは色んなトレード手法やインジケーターの設定値、また分析や過去検証の必要性など詳しく記事にしています。

よければ参考にしてみてください。

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