今回2020年のチャート分析をしていこうと思っているのですが、その前に押し目を判断できる値動きについて自分なりに考察してみたので記事にしました。
押し目を判断できることはトレンドフォローでトレードする上で必須と言ってもいいくらい大事な判断基準になります。
トレンドフォローはトレード手法の中でも初心者向きであったり、トレード手法の中でも“安定して利益を上げやすい”ものになりますので、ここでしっかりと押し目の値動きについて理解を深めれればと私も思っています。
押し目や目線、トレンドについては別の記事でも説明しているのでよければ先に読んでもらえるとこの後が理解しやすいと思います。
それでは肝心のその値動きについて説明します。
押し目の判断に使える値動きとは
今回分析していこうと思う値動きは次のようなチャートになります。
これは大きな足の上昇トレンド中にできる押し目の例になります。
人によってはこれを“ダブルボトム(ダブルトップ)”、もしくは“逆三尊(三尊)”と認識するかも知れませんが、私は基本的に“チャートパターンとしては捉えず値動きとして捉える”ため、このような値動きとして説明させてもらいます。
値動きとして考えた場合でも“これはベターな目線の転換”時の値動きだと思います。
ですが大事なポイントとして次の内容が挙げられます。
大きな時間足の押し目として認識される値動きをしている
押し目の判断も人によるところはあると思いますが、今回は私の判断の仕方を説明します。
私は大きな時間足の押し目を判断する場合、一つか二つ下の時間足で“大きな時間足のトレンドと逆にトレンドが発生しているか”を見ます。
例えば日足の押し目の場合、4時間足か1時間足のどちらかで日足とは逆のトレンドが形成されているかになります。
たまにスパイク的な値動きや、小さな時間足でトレンドを形成せずに逆向する場合がありますが、そのような値動きは逆向の勢いが強いことが分かるので“押し目になりそうとは想定せず”見守るだけにしています。
押し目と認識できるトレンドの目線が一波で崩れている
これは先程の“押し目になりそう”と想定できる“逆向トレンドの目線が一波で崩れる”ことが大事だということです。
まぁトレンドが転換する訳なので目線が崩れることは当然なのですが、一波かどうかが個人的に大事だと思っています。
次のチャート画像のように二波の場合も全然ありますし、二波だとこの後トレンド転換しないかどうかは分かりません。
ただこれから再度“大きな時間足のトレンドを継続しようとする判断箇所”になりますので、そうゆう意味からも“小さな時間足レベルの目線を一波で崩すくらいの勢いが確認できる方が信用度が高い”というわけです。
目線を崩した一波の中でも逆にトレンドを形成している
この値動きは絶対という訳ではありませんが、もし“この値動きをした場合はかなり信用度が高いんじゃないか”という感じです。
理由としてはやはりひとつ前の条件「押し目と認識できるトレンドの目線が一波で崩れている」と同じで、“トレンドを形成して動いた値幅を一波で覆す値動きはそれだけ勢いがある”ということなので、この値動きが重なれば重なるだけ一波の方向に値動きしていく可能性は高いと判断できるわけです。
ただ絶対という訳ではない理由は、この一つ前の値動きで目線が崩れているためその時点で“多くのトレーダーの意識が再度上昇に向いている”からになります。
押し目を判断するための値動きについてまとめ
今回は押し目を判断する値動きについて“目線の転換”を基準に、転換時のトレーダーの思惑なども考慮した値動きをまとめてみました。
押し目の判断基準や判断方法は他にも移動平均線や一目均衡表、MACDやRSIなどのインディケーターを使う方法や、チャートパターンとプライスアクションの組み合わせなど色々あるので、一概にこれが正解というものはありません。
今回の目線を基準にした値動きもこの後過去チャートから分析していきますが、実際にトレード手法に落とし込むまでにプライスアクションなども組み合わせる結果になると思います。
目線を基準にした値動きの分析記事も後から公開しますので、よければそちらも見に来てもらえると嬉しいです。