こんにちは、夏は引き籠もり全開になるピッピです。
今回はFXトレードを続けていく上でトレード手法以上に大事と言われている資金管理について説明したいと思います。
特に、今回は一般論ではなく皆さんが自分に最適な資金管理ができるようになる内容になってますので、ぜひ参考にしてみてください。
記事の目次
一般的には損切り2%ルールが最適と言われている
FXトレードには少なからずお金の増減があり、続ければ続けるだけお金の増減の機会は増えます。
そんなFXの世界でもっともやってはいけないとされていることが“退場”です。
退場とは自分の資金を全て失うまでトレードしてしまう行為です。
退場してしまうと本当はもう少しあとで負け分を取り戻せるくらいのチャンスが来たかも知れないのに、その時にはチャンスすら掴むことができなくなってしまいます。
“そこで大切になってくるのが資金管理”です。
FXトレードにお金の増減があるということは、トレードに勝つときもあれば負けるときもあるということです。
そして負けたとき、負け続けたときでも自分の口座資金がなくなって次のトレードができなくならないようにお金を管理しながらトレードを続けていくことを“資金管理”と言います。
資金管理の基本は利益ではなく損益を管理する
最終的にお金がなくなるということは減り続けたということなので、このお金の減るペースを自分で管理していくことが大事になります。
多くの人がお金を増やしたくてFXトレードを始めたと思うので損益より利益の方を重視しがちですが、結果的には損益のペースを管理することが利益のペースを管理することに繋がるのです。
損益の管理は簡単で、各トレードの際に自分の口座資金の何%までの損益(損切り額)を許容するか決めるだけです。
ただ問題が、この“許容する損益の決め方”になります。
大体資金管理について書かれている書籍やネット情報では、許容する損切り額は“口座資金の2%が最適”と言われています。
損失額が2%であれば単純計算で50回まで連続で負けないと退場にはならない計算になるので、退場さえしなければ挽回のチャンスがあるトレードの世界では最適とされています。
単純計算では50回と書いていますが、二回目の損失額は一回目のトレードの損失後の資金に対しての2%になるので、一回目の損失額より少なくなります。
なので損失額を資金の2%とした場合、実際は50回以上連続で負けても大丈夫になります。
FXは投資ではなく投機なのである程度リスクを取らなければならない
FXは投資ではなくゼロサムゲームの投機です。
例えば株式投資などでは投資先の企業がずっと業績を伸ばしてくれれば全員損をせず利益を得ることもあるでしょうが、FXにはありません。
FXでは誰かが利益を得ているということは、必ず反対に損益を被ってる人がいるということです。
そんな世界で利益を出し続けるにはやはりそれなりにリスクを取る必要が出てきます。
ではここで言う“それなりのリスクとはどの程度のリスク”を指すのでしょうか?
この“自分に適したそれなりのリスクの出し方”が今回もっとも大事な内容になります。
資金管理で大切な自分に適した許容損益はトレード手法の勝率から出すべき
例えば10万円の資金を元に勝率5割のトレード手法でトレードした場合で考えます。
勝率5割ということは10回トレードしたら5回勝って5回は負けるわけです。
そしてこの負け5回が連続したと考えても6回目には勝てるため、1回のトレードの許容損益を 10万円/6回 で16,667円に設定してあげれば退場せずにトレードを続けられる計算になります。
これは資金に対して約17%の許容損益になります。
さらに負けの確率が重なることも考慮して、最悪10回連続で負けると考えても1回のトレードの許容損益は 10万円/(負け10回+次の勝ち1回) で9,091円に設定すれば退場しなくてすみます。
これでも資金に対しての許容損益は約9%です。
ただ実際は10回も連続で負け続ける前にトレードを見直したりするでしょうから、負け率の倍までは考慮しなくてもいいと思うのでもう少し許容損益は上げてもいいと思います。
FXトレードの資金管理に許容損失額2%ルールが適さない理由まとめ
いかがでしょうか?
投資本やFXの書籍などから資金管理が大切なことは分かりますが、その大切な資金管理の具体的な方法になると全員に共通する一般論しか説明されません。
ですが実際はトレードしている人それぞれが手法や資金に違いがあるわけです。
今回はそんなみなさんのそれぞれに適した資金管理方法の決め方を具体例を出して説明してきました。
FXトレードにおいて退場することがもっともやってはいけない行為であることは間違いないですし、資金管理がトレード手法以上に大切なのも分かります。
だからこそ今回紹介した許容損失額の決め方で、みなさんも自分に最適な資金管理を続けながらトレードで利益を出していってください。