こんにちは、こんばんは、挨拶はしっかりしたいピッピです。
レジサポ転換の期待値を元にしたトレード手法を確立するために調査、分析からトレードルールの選定まで進めてきましたが、やっとある程度トレードルールが固まったので過去検証を行うことができます。
リアルトレードでも使っていけるレベルにするには、ここで行った過去検証結果からさらに再分析を繰り返さなければいけませんが、ひとまずここまでのルールを決めるに至った経緯や根拠を知りたい方は前回、前々回記事から読んでもらえると理解し易いと思います。
それではやって行きましょー。
記事の目次
レジサポ転換を使ったトレード手法の過去検証する通貨ペアや時間足などの設定
今回は下記通貨ペアや期間設定で過去検証を行っていきます。
通貨ペア | GBPJPY(ポンド円) |
主軸時間足 | 1時間足 |
検証期間 | 2020年01月01日~2020年12月31日 |
レジサポ転換手法のトレードルール
エントリー条件 | ・レジサポ転換前に2回以上反発している ・レジサポラインのブレイクアウトに勢いがある ・RR(リスクリワード)が最低でも1:1以上である ・上記条件が揃った場合に、再度レジサポラインにタッチしたら |
決済条件 | ・レジサポラインをブレイクアウトにした後につけた高値、安値 |
損切り条件 | ・ブレイクアウト前の高値、安値 |
レジサポ転換を使ったトレード手法を過去検証した結果
1時間足で期間1年分になるので初見の検証としては十分信頼できる回数のトレードができました。
それでは初回検証結果を見てみましょー。
過去検証の統計データ | |
合計トレード回数 | 22回 |
勝ちトレード回数 | 12回 |
負けトレード回数 | 10回 |
勝率 | 55% |
負け率 | 45% |
平均利益 | 1915.99ドル |
平均損失 | 826.49ドル |
総利益 | 14726.98 |
リスクリワード | 3:7(平均利益と平均損失から算出) |
いかがでしょうか?
一年(365日)のうちの平日で考えるとザッと5日×4週間×12ヶ月=240日/22回と計算すると約11日に1回のトレードになります。
個人的にはもう少し頻度がほしいところではありますが、手法としての検証結果で見れば余裕で利益が出ているので良しではないでしょうか。
勝率もギリギリですが勝ち越してますし、RR(リスクリワード)も申し分ないですね。
ちゃんと各トレード時の値動きが分かるよう勝ちトレードと負けトレードにまとめてチャート画像も掲載しておきますのでご確認ください。
勝ちトレード履歴一覧
ちなみに検証期間中に決済までされなかったので検証結果には含まれていませんが、2020年11月19日に最後のエントリーも一応過去チャートを確認したら無事決済価格に到達していたのでそちらも掲載しておきます。
一応損切りまでは125pipsで決済までは290pipsになります。
負けトレード履歴一覧
検証トレードから反省点を再分析
FXの過去検証において“勝率やRR以上に大事なことが再分析”です。
勝率やRRなんて再分析から見つけたルール一つでいくらでもいい方向に変えられるからです。
検証トレードの再分析のやり方
やることは簡単で次の二つだけです。
勝ったトレードからより精度の高いパターン(ルール)を見つける
これは勝ちトレードだけに当てはまって、負けトレードには当てはまらないパターンを見つける必要があります。
もしくは負けトレードにも当てはまる場合もあるが、勝ちトレードの方に当てはまってる回数の方が多いことが最低条件になります。
負けたトレードだけにある共通パターンを見つける
これは上記の逆で、負けトレードだけに当てはまるパターン、つまり負けパターンを見つけることです。
負けトレードの回数を減らすことが勝率を上げる最短の道ですからね。
レジサポからブレイクアウト後のレジサポ転換までにライン割れがないこと
まずルールで「レジサポ転換前に2回以上反発している」ことがあります。
この最後の反発後にブレイクアウトし、再度戻ってきた時にラインの役割が転換することを期待してエントリーする訳ですが、この“最後の反発から転換までにブレイクアウト以外でのライン割れがないこと”をルールに追加したいと思います。
言葉だと分かりづらいのでチャート画像で説明します。
これは9回目の負けトレード時のチャートを分かりやすい箇所で切り取ったのですが、複数回サポートラインとして機能しているラインを一度ブレイクアウト(青丸)しましたが、再度サポートライン上まで戻されています。
その後に改めて下落したことでサポートラインを完全にブレイクアウトしたため、赤丸部分でショートエントリーしたのですが損切りになりました。
これはやはり一度ブレイクアウトしたにも関わらず短期の間に戻されるようなラインは、“それまでに複数回の反発が確認できていたとしても効力が落ちている”と判断できます。
そしてこのルールを他のトレード履歴にも当てはめたとして算出した結果が次になります。
負けトレードで当てはまった回数 | 3回 |
負けトレード履歴 | 3,7,9回目 |
勝ちトレードで当てはまった回数 | 1回 |
勝ちトレード履歴 | 9回目 |
条件を当てはめた場合の合計トレード回数 | 22回ー4回(条件が当てはまった勝ち負けトレード数)=18回 |
条件を当てはめた場合の勝率 | (12回ー1回)÷18回×100=61% |
条件を当てはめた場合の負け率 | (10回ー3回)÷18回×100=39% |
いかがでしょうか?
条件を一つ追加しただけで負けトレードの回数を減らすことができ、結果勝率も上がりました。
レジサポ転換を使ったトレード手法はたった3つのルールで利益が出る
前回までの分析で決めたトレードルールに加え、今回過去検証した結果を再分析することで新しいルールを一つ追加することができました。
これにより勝率は55%から61%まで上がり、RRは元から良いためかなりの利益が残る手法になったと思います。
今後はレジサポ転換手法のルール通りにリアルトレードするだけでお金は増えることでしょう。
それでは最後にレジサポ転換手法のトレードルールをまとめたいと思います。
- エントリー条件
- レジサポ転換前に2回以上反発している
- 最後のレジサポ反発から転換までにブレイクアウト以外のライン割れがないこと
- レジサポラインのブレイクアウトに勢いがある
- 上記条件が揃った場合のみ、再度レジサポラインにタッチしたらエントリー
- 決済価格
- ブレイクアウト後につけた高値、安値
- 損切り価格
- ブレイクアウト前の高値、安値
- エントリースルー条件
- RR(リスクリワード)が最低でも1:1以上にならない場合
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回はレジサポ転換を使ったトレード手法でしたが、トレンドラインや移動平均線などしっかりトレードルールを定めれば何でも優位性を持ったトレード手法になり得ます。
そのためにはチャート分析から過去検証までが必須です。
ぜひ皆さんもしっかり過去検証して自分で納得のいく優位性を持ったトレード手法を探してみてください。
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よければ参考にしてみてください。