トレンドフォローが一番勝ちやすい──これは多くの本や教材で言われていますが、実際のチャートの前に立つと、
- どこまで下がったら「押し目」なのか分からない
- 戻り売りしたいのに、どこから売ればいいかいつも迷う
- 結局、押し目でも戻りでもない中途半端なところで入ってしまう
と悩んでいる人は多いと思います。
もちろん私もです(´・ω・`; )
そこで「トレンド方向に対して、値動きよりRSIが行き過ぎているポイント=ヒドゥンダイバージェンス」だけに絞って、ドル円1時間足・4年分(2010〜2014年)をひたすら検証したところ、
ヒドゥンダイバージェンスが出たポイントは、原則すべてエントリーしても勝率約80%
という結果になりました。
- ヒドゥンダイバージェンスを「トレンド継続サイン」として使う考え方
- 実際のチャートでの見つけ方と、損切り・利確のシンプルなルール
- それを自分の「押し目・戻り判断の型」として落とし込む手順
を解説します。
「トレンドフォローはしたいけど、押し目・戻りの判断がいつもあいまいになる」という人にこそ、ヒドゥンダイバージェンスを武器にしてほしいと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!
記事の目次
まず結論:ヒドゥンダイバージェンスは「トレンド継続サイン」として使う
値動きはそこまで戻っていないのにRSIだけ大きく戻る状態とは?
ヒドゥンダイバージェンスを一言でいうと、
「価格はトレンド方向に強いままなのに、RSIだけ逆方向に行き過ぎた状態」
です。
| 上昇トレンドなら | 価格の安値は切り上がっているのに、RSIの安値は前回よりも下がっている |
| 下降トレンドなら | 価格の高値は切り下がっているのに、RSIの高値は前回よりも上がっている |
チャートだけ見ると「そんなに大きく押していない」ように見える場面でも、RSIだけを見ると「かなり売られた(買われた)」ように見える。
この“勢いのギャップ”を押し目・戻りのサイン だと考えています。
通常のダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの決定的な違い
混同されがちなので、通常のダイバージェンスとの違いもサクッと整理しておきます。
- 価格は高値更新しているのにRSIの山は切り下がる
- 価格は安値更新しているのにRSIの谷は切り上がる
- → トレンドの「勢いの減速」=転換警戒サイン として見る
- 価格は高値・安値をトレンド方向に更新している
- なのにRSIの山谷は逆に行き過ぎる
- → トレンドの「押し目・戻り」=継続サイン として見る
同じ「ダイバージェンス」という言葉でも、通常は“転換狙いの逆張り”/ヒドゥンは“継続狙いの順張り” と、役割が真逆です。
この記事で扱うのは後者、トレンド継続を狙うためのヒドゥンダイバージェンス になります。
トレンドフォローで勝ちたいなら「押し目・戻りの判断」にヒドゥンダイバージェンスを使うべき理由
トレンドフォローが最も勝ちやすいと言われるのは、
大きなトレンドに乗れれば、一度のトレードで大きく伸ばせる
「どこまで伸びるか」を当てなくても、ある程度方向さえ合っていれば勝ちやすい
からです。
ただし、その前提として
「どこで押し目買いするか/どこで戻り売りするか」
の判断がズレると、一気に勝率もRR(リスクリワード)も崩れます。
私はこの「押し目・戻りの判断」にこそ、ヒドゥンダイバージェンスが一番フィットする と考えています。
値動きだけを見ていると「浅い押し目」に見える
でもRSIを見ると「かなり売り(買い)が入った形跡」がはっきり出ている
=「トレンド方向の参加者がまだ多いのに、逆方向のエネルギーだけ一瞬強く出た」ポイント。
ここを素直にトレンド方向へ取りに行くのが、今回のコンセプトです。
検証条件と結果まとめ:ドル円1時間足・4年分で勝率80%
| 検証期間・通過ペア・時間足など前提条件 | |
| 検証期間 | 2010年1月〜2014年12月 |
| 通貨ペア | USD/JPY(ドル円) |
| 時間足 | 1時間足 |
| オシレーター | RSI(期間14、終値) |
| 対象 | ヒドゥンダイバージェンスのみ |
| 方向 | 上昇トレンド中 → 押し目買いのヒドゥンダイバージェンスのみ |
| 下降トレンド中 → 戻り売りのヒドゥンダイバージェンスのみ | |
ざっくりいうと、「トレンドが出ている場面でヒドゥンダイバージェンスが出たら全部入る」という検証です。
ヒドゥンダイバージェンスだけを対象にした理由
普通のダイバージェンスは基本的に、
転換をピンポイントで当てにいく
そもそもトレンドが終わるタイミングは、ファンダやニュースで一気に崩れることも多い
といった理由から、再現性の面で「トレンド継続」に比べて扱いが難しい です。
一方でヒドゥンダイバージェンスは、
トレンド方向はそのまま
一時的な逆行が「押し目・戻り」になっているだけ
というシンプルな構造なので、検証結果をそのまま実戦に持ち込みやすい というメリットがあります。
因みに、ダイバージェンス的なRSIの行き過ぎを使ったトレード手法も確立させているので、良かったら参考にしてください。
94勝23敗・総トレード117回という結果の数字と簡単な振り返り
4年分のチャートで「ヒドゥンダイバージェンス+後述する損切り・利確ルール」で検証した結果。
| 過去チャート分析結果 | |
| 総トレード数 | 117回 |
| 勝ちトレード | 94回 |
| 負けトレード | 23回 |
| 勝率 | 約80% |
個人的にポイントだと思ったのは、
勝ちトレードと負けトレードの間に、明確な“形の違い”がほとんど見つからなかったΣ(゚д゚;)
ということです。
よくある「この条件を足したらもっと勝率が…」という発想でいろいろチェックしてみましたが、ヒドゥンダイバージェンスが出たポイントを全部取りにいくシンプルなやり方が、いちばんバランスが良いと判断しました。
全部はスクショにできなかったので勝ちトレードと判断したチャート(オレンジ色の丸で囲った)と、負けトレードと判断したチャート(青色の丸で囲った)画像を何枚か貼りますね。
勝ちトレード
負けトレード
ヒドゥンダイバージェンスとは?通常ダイバージェンスとの違いを整理
通常のダイバージェンスの基本イメージ
まずは「ふつうのダイバージェンス」から簡単に整理しておきます。
上昇中:価格は高値更新しているのに、RSIのピーク(山)は切り下がっている
下降中:価格は安値更新しているのに、RSIのボトム(谷)は切り上がっている
値段だけ見ればトレンドが続いているように見えるのに、RSIは「勢いが落ちてきている」ことを示している状態です。
そのため通常のダイバージェンスは、
トレンドの勢いが衰えた“転換の予兆”
として使われることが多く、どちらかというと 逆張り寄りのサイン になります。
ヒドゥンダイバージェンスの基本イメージ
一方でヒドゥンダイバージェンスは、狙っている状態がまったく逆です。
上昇トレンド:価格の安値は切り上がっているのに、RSIの谷は前回よりも下がっている
下降トレンド:価格の高値は切り下がっているのに、RSIの山は前回よりも上がっている
つまり、
トレンド方向にはしっかり進んでいるのに、RSIだけ一時的に強く逆行している状態
を拾いにいきます。
見た目の値動きとしては「浅い押し目・浅い戻り」に見えるのに、RSIだけを見ると「かなり強く売られた/買われたように見える」のがポイントです。
ヒドゥンダイバージェンスが「なぜ発生するのか」
たとえば 上昇トレンド中の押し目 でヒドゥンダイバージェンスが出るときは、ざっくりこんな流れです。
- 一度大きく上昇したあと、押し目が入る
- 価格の安値は前回より高く止まる(=トレンドはまだ上)
- しかしRSIの谷は前回よりも深くなり、売られすぎに近い水準まで下がる
ここで重要なのは、
RSIが「売られすぎ」と判断するくらい売買が行われたのに、現実の価格はそれほど下がっていない
という点です。
RSIは「一定期間内の上げ幅と下げ幅のバランス」を数値化した指標なので、売りの動きが強く出ればいったん大きく下がります。
ただ、価格が安値更新できていないということは、売りがそれなりに出たあとも、それを吸収するだけの買いが入り続けたということを意味します。
RSIが売られすぎ水準に近づけば、その反動で再び「買い」が入りやすくなるのが常です。
結果として、そのあとに来る値動きは上昇方向(=トレンド方向)になりやすい
──これが、上昇トレンドにおけるヒドゥンダイバージェンスが「押し目サイン」として機能しやすい理由です。
下降トレンドではこれが上下逆になります。
トレードルール:ヒドゥンダイバージェンスが確認できたら原則すべて入る
ここからは、実際に検証したルールです。
ロング(押し目買い)の例で説明します。
エントリー方向は“今のトレンドと同じ向き”だけに絞る
まず大前提として、
エントリー方向は、今出ているトレンドと同じ向きだけ
に絞ります。
高値・安値が切り上がっている → 買いだけ
高値・安値が切り下がっている → 売りだけ
レンジ相場で無理に探さないことも大事です。
「明らかにトレンドが出ている」と判断できる部分だけを対象にしましょーグッ! ( *˙︶˙*)و
損切りはヒドゥンダイバージェンスの開始価格に置く
損切りはとにかくシンプルで、
ヒドゥンダイバージェンスの“起点”になっている安値(ロングの場合)を割れたら損切り
起点の安値を明確に割ってきた時点で、「今回の押し目は崩れた」と素直に認める
深追いせず、一度仕切り直します。
※ショートの場合はその逆で、ヒドゥンダイバージェンスの起点となる高値を超えたら損切り、という考え方でOKです。
利益確定はRSI70%超えから下げ始めたタイミング
利確もRSIだけで完結させました。
エントリー後、RSIが70%を超えたあと、RSIが下げ始めたタイミングで利益確定
というルールです(ロングの場合)。
「70%超え」= いわゆる買われすぎゾーン
そこでRSIが折れ始めたら、「そろそろこの上昇の勢いはいったん終わり」と判断して手仕舞い
もちろん、もっと伸ばしたい人は値動きを見ながら判断するのもアリですが、今回は検証をシンプルにするために RSIだけで完結する利確ルール にしました。
「全部エントリーしても勝率約80%」という検証結果が意味すること
ここまでのルールをまとめると、
- トレンド方向を確認
- ヒドゥンダイバージェンスを見つける
- 見つけたら原則すべてエントリー
- 損切りは起点の安値(高値)
- 利確はRSI70%超えからの反転
という、かなりシンプルなものです。
それでも4年分のドル円1時間足で、117回中94回が勝ち、勝率約80%という結果が出た、というのが今回のポイントです。
もちろん「未来も絶対に80%で勝てる」とまでは言いませんが、少なくとも検証した範囲では、条件を絞りすぎなくても十分勝てる結果があったという事実 が大切なんです。
実践に落とし込むステップ:チャートパターンを自分の型にする
ここからは、この手法を自分のトレードに組み込むためのステップです。
過去チャートでヒドゥンダイバージェンスだけをマークして“形”を覚える
まずは、いきなりリアルトレードに持ち込むのではなく、検証 → デモ → 少額リアルの三段階で慣らしていく。
検証(フォレックステスター等)でルール通りに売買してみる
デモ口座でリアルタイムのチャートで同じことをやってみる
問題なさそうなら、少額のリアル資金で同じルールを回してみる
という三段階で徐々に実戦寄りに慣らしていくと、安全です。
ヒドゥンダイバージェンスは「待つ時間」がそこそこ長い手法なので、実際にやってみると メンタル的に“ポジションがない時間”に耐えられるか も重要になります。
検証には私も利用しているフォレックステスターが操作性も分かりやすくおすすめです。
デモ口座でのトレードはなんかやる気がしないんだよなーって人には下記をおすすめします。
ヒドゥンダイバージェンスは押し目・戻り専用の“トレンド継続ツール”
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ヒドゥンダイバージェンスは、「トレンド方向にはあまり進んでいないのにRSIだけ逆行しすぎている」状態
- 通常のダイバージェンスと違い、トレンド継続を狙う“押し目・戻りサイン”として使う のが基本
- ドル円1時間足・4年分の検証では、
- ヒドゥンダイバージェンスが出たポイントを原則すべてエントリー
- 損切りは起点の安値(高値)、利確はRSI70%超えからの反転
- その結果、117回中94勝・勝率約80% という数字になった
押し目・戻りの判断が明確になると、トレードは一気に楽になります。
「どこで入ればいいか分からないまま、なんとなくトレンドフォローしている」という状態から一歩抜け出すために、RSIヒドゥンダイバージェンスを“トレンド継続サイン”として自分の型にする。
そのきっかけになればうれしいです( ´∀`)bグッ!



















