今回は為替相場の中でも値動きの激しさで上位のXAUUSD(ゴールド)相場で、チャートパターンのフラッグ手法を使ってトレードしたので紹介したいと思います。
私のトレードスタイルは基本的にはデイトレードで主な時間足は1時間足になるので、獲得pipsもアベレージで100~200pipsくらいです。
ですがゴールド相場だと1時間足でもボラが大きいため簡単に100~200pipsも動いたりするのであまり触らないのですが、今回はあまりにきれいな上昇フラッグが出現したのでトレードしてみました。
ただ普段触らない通貨ペアとは言え、使ってるチャートも手法もこれまでに自分で検証して優位性があると確信できているものなので、その点から考えれば通貨ペアはあまり気にする必要はないかもです(-∀-`; )
それでは行ってみましょー
記事の目次
フラッグチャートパターンを使ったトレード手法を紹介
まずは今回使ったトレード手法のルールを簡単に紹介します。
- 大きなトレンドの途中に出現している。
- チャネルライン(一定間隔)に高値安値の接点がそれぞれ2回以上ある。
- ダウ理論に基づいた高値安値の切り上げ、切り下げがある。
- 大きなトレンドの押し目として50%以上戻している。
- 第一指値決済はフラッグの始まりとなった戻り高値か戻り安値。
- 第二指値決済はフラッグ開始前の戻り安値、戻り高値からフラッグの下線、上線までの価格変動値と同等の値をフラッグを抜けた価格に加えた価格。
- 損切り価格は、フラッグに引いたチャネルラインの半値。
- エントリーはフラッグのチャネルラインを抜けたら。
この手法を確立するまでの分析から実際の検証結果までは個別記事でまとめていますので、よければ参考にしてみてください。
どの通貨ペアでトレードする場合もまずは環境認識
それではマルチタイムフレーム分析(MTF)で環境認識をしていきます。
今のXAUUSD(ゴールド)はエリオット波動の4波目?
週足だと〝移動平均線から見ても完全に上昇トレンド継続中〟だと分かります。
そして個人的には日足レベルで考えていますが、日足だと全体がチャート上に収まらないので週足チャートで説明すると、めちゃくちゃキレイな〝エリオット波動を確認〟できます。
エリオット波動について詳しくは説明しませんが、簡単にいうと促進5波があった後、調整波として3波(a,b,cで表す)があるのが基本形になります。
促進5波で大きなトレンドを形成し、その調整波として3波の逆トレンドが発生する感じです。
調整波が終わった後の値動きは、再度エリオット波動が継続するか崩れるかという感じなのですが、今回はさらに促進3波まで確定しているため個人的にはこのまま5波を確定させる値動きになるのではないかと捉えています。
3波の高値を超えた時点で4波と5波が確定する流れなので、現在まではあくまで3波までしか確定したいないという訳です。
次に日足を見ても、ダウ理論的な高値・安値の更新、移動平均線からも上昇トレンドだと判断できますね(*´∇`*)
4時間足、1時間足は完全に下降トレンド中?
4時間足では移動平均線を行ったり来たりしているため若干レンジ気味ではありますが、一応安値は更新しているので下降トレンド気味のレンジ相場かなという判断です。
1時間足では移動平均線も下向きになってる上に、レートも移動平均線より下にあります。
また意識されてそうな安値も勢いよく更新しているので完全に下降トレンド中だと判断できます。
完全下降トレンド中のゴールド相場のフラッグチャートパターンを分析
ではここからは日足の上昇トレンド中にできた4時間足の上昇フラッグについて分析していきたいと思います。
4時間足でも結構下げてきてはいますが、その下げパターンがピッタリ一定幅で推移しているのでフラッグと判断できます。
この下落の起点となった高値までの上昇幅にフィボナッチ・リトレースメントを引くと、これまでの上昇に対して23.6%まで戻した後に反発上昇しているので、フィボナッチ数値的にも戻し過ぎ感はありませんし、意識されているようにも判断できます。
個人的にフィボナッチの23.6%以上戻されると上昇トレンド継続の信憑性がなくなると思っているので良かったです( ´͈ ᵕ `͈ )
次に1時間足では完全に下降トレンドを形成していますが、フラッグの下弦に反応したのか一旦強い上昇を見せています。
上昇の手前で〝これまで意識されてたであろうサポートラインを抜ける下落の起点となった高値〟も今回の上昇で超えているので、結構強めの上昇と判断しました。
ただこの上昇部分にフィボナッチ・リトレースメントを引いてもまだ50%も戻していないので、個人的にはもう少し下がってきてくれた方が損切り幅も少なめになるので嬉しいです。
それではゴールド相場の環境認識と分析をまとめたいと思います。
- 週足、日足は上昇トレンドで、エリオット波動の5波の初動と判断。
- 4時間足でフラッグの下弦にタッチ。
- フラッグの下弦タッチが上昇値幅のフィボナッチ23.6%なのも下落終了判断の一つ。
- フラッグの下弦タッチ後に1時間足で強い上昇を確認。
ついにゴールド相場にフラッグトレード手法でエントリー開始
先ほどの分析終わりから2、3日後にやっと1時間足で引いたフィボナッチでも23.6%辺りまで下げてきてくれました。
エントリーは下位足の5分足で上昇トレンドが確認できたので、トレンドラインを引いた下弦辺りでエントリーしました。
利確目標はひとまずフラッグ手法のルールに基づいて、フラッグ元の高値までの上昇分の値幅で約+980pips上に設定しました。
エントリー情報 | |
エントリー価格 | 2018.224 |
損切り価格 | 2015.153 |
利確目標 | 2118.312 |
リスクリワード(RR) | 1:32.591 |
とは言えそれまでに指標発表などもあると思うのである程度の利益で利確するかもしれません(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
下降トレンド中のゴールド相場にロングエントリーしたその後
ゴールド相場は他の通貨ペアと比べてボラが大きいとは言え、さすがにこのpips幅になるので当日、翌日くらいでは決着がつかなったので経過観測を載せたいと思います。
2024年1月27日の夜中にエントリーしたんですが、翌日の日曜日を空けて2日後(1月29日)のお昼くらいで+44pipsって感じです。
この間にもう一つ少し下でエントリーできたので、元のエントリー1の利確目標をトレンドライン上弦の少し上くらいに設定し直しました。
今回は利確目標がかなり先になるので間にちょくちょくエントリー本数を増やして、間々でも決済を繰り返して行きたいと思います。
他の通貨ペア相場ならもう損切りを建値に移動させたいくらいではあるんですが、ゴールドになると全然伸びてる感がないのでまだまだ不安です(-∀-`; )
さらに翌日の1月30日の昼過ぎくらいになると、やっとフラッグの上弦を抜けるかなって感じの相場になってきました。
含み益も152pipsと大きくなってきたので、このままフラッグ上弦を完全に抜けきったと判断できれば損切りを建値くらいには移動したいなと思います。
その翌々日の2月1日です。
やはりゴールドならではの値動きで、指標がチラホラあったのもありますが余裕で150pips超えで行ったり来たりで全然安定しません(゚Д゚;)
ただとんでもないボラの行ったり来たりを繰り返しながらも、何と含み益300pipsまで到達しました!
さすがに300pipsになると一撃で下げることはないと思うので、この辺で損切りを移動させたいと思います。
初めてのゴールド相場でフラッグ手法の利確決済と悲しいその後
結果的にエントリーから5日後に決済されました。
含み益が300pipsまで伸びていたので損切りをエントリーより約130pipsくらい上に移動させたのですが、、、その結果がこれです。°(°´ᯅ`°)°。
全体的な相場の流れもいい中こんな150pips以上も下げてきますかね!?
画像の時点では損切りにかかってないですが、ご想像の通りすぐに損切り決済されました。
今回のトレード結果は勝ちではありますが、利益130pipsでした(´•̥ ω •̥` )
やはりゴールド相場のボラは思った以上だったので、反省点としては〝利確目標までいくら流れが良くても損切りは最大でも建値くらいにしておく方がよい〟と思いました。
損切り決済後の値動き
因みにこれが損切り後の記事を書いてる現在のゴールド相場です。
はい、キレイに私のエントリーを刈って350pipsも上げました!
次からは建値以上に損切りを移動させることなくトレードを終了しようと誓った今日このごろです。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
ただ見てもらうと分かるように相場自体は1時間足でも上昇トレンドを形成しているので、今後もダウ目線が崩れるまでは買い目線で考えていきたいと思います。